遊里・遊廓としての形成
大阪市松島遊郭周辺は、地域の交通、港町、宿場、温泉、都市形成と結びつきながら遊里・遊廓として記録された場所です。
大阪 / 大阪市 松島町1,2
歴史資料・現地写真アーカイブ
明治維新とともに大阪の市街地の改造が進められた。既成市街地に散在するさまざまな施設の取り払いや移転を命じる府令が発布されたが、その中で「遊所」の立地を制限した。一方、開港に合わせて近代最初の遊郭として松島遊郭が新設されたが、制限された「遊所」の店は松島への移転すれば存続することが許された。その後、大阪府が最終的に許可した「遊所」は、「南地五花街」「新町遊郭」「堀江遊郭」「曾根崎遊郭(北新地)」「新堀遊郭」そして「松島遊郭」である。大阪のそれぞれの遊郭は芸娼分離や移転などを経てそれぞれに存続、衰退、変化を遂げているが、松島遊郭は明治期以来変わらず存続している。 地下鉄中央線九条駅から東へ延びるアーケード街(ナインモール九条)の北側一帯が松島新地である。九条1丁目から本田2丁目にかけての台形状のエリアで、茨住吉神社に向かう中央大通りと直交する4本の通りに店が並んでいる。いずれも似通った伝統的な意匠の建物。このエリアは第二次世界大戦時に戦災にあっているであろうから(九条駅の北側は戦災を受けていない)、現在見られる町並みは戦後のものと思われる。飛田新地、今里新地と同様、整然とした街区構成と角切のある交差点が特徴である。
写真・本文出典: 集落町並みWalker「遊里を歩く」
大阪市松島遊郭周辺は、地域の交通、港町、宿場、温泉、都市形成と結びつきながら遊里・遊廓として記録された場所です。
数値は『全国遊廓案内』だけに限定せず、収集済みの現地記録・歴史資料本文から確認できた最大値を掲載しています。未載の地点は今後、一次資料と照合して補完します。
戦災、売春防止法全面施行、都市再開発、住宅地化、商業地化によって、多くの地区では旧制度の痕跡が地名、街路、建築意匠として断片的に残っています。
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