遊里・遊廓としての形成
尾鷲遊郭周辺は、地域の交通、港町、宿場、温泉、都市形成と結びつきながら遊里・遊廓として記録された場所です。
三重 / 尾鷲町
歴史資料・現地写真アーカイブ
尾鷲は三重県南部、熊野灘のリアス式海岸に位置する自然の良港である。紀伊山地、大台ケ原山山麓にあって、日本有数の多雨地で年平均4000mmを超える。ヒノキの美林と太平洋の漁場を手近に控える林産、水産の町であり、港は熊野灘の避難港でもあった。 町を南北に貫く林町本通りが尾鷲の古い町並みとしての見どころである。地元の山林王土井家の石造りのアーチ門や連子格子の町家が残り、江戸から昭和現代にかけての町並みを見ることができる。土井家は林業のほかに、洋式船を使った海上物流業も行っていた。土井本屋敷は明治期に建てられた洋館と土蔵があり古玩具等を保存展示している「土井子供くらし館」となっている。土井家付近から林町本通りを南に行くともう一か所古い町家が並ぶ場所がある。通りに対して敷地を石垣で持ち上げた古民家は、リアス式海岸の入江港であるため津波に備えたものであろう。この民家の前にはさらに地盤をあげた古い蔵が残っている。藩政時代の備蓄倉庫だという。
写真・本文出典: 集落町並みWalker「遊里を歩く」
尾鷲遊郭周辺は、地域の交通、港町、宿場、温泉、都市形成と結びつきながら遊里・遊廓として記録された場所です。
数値は『全国遊廓案内』だけに限定せず、収集済みの現地記録・歴史資料本文から確認できた最大値を掲載しています。未載の地点は今後、一次資料と照合して補完します。
戦災、売春防止法全面施行、都市再開発、住宅地化、商業地化によって、多くの地区では旧制度の痕跡が地名、街路、建築意匠として断片的に残っています。
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